こんばんは、emustanyです。
今日はかねてから書きたいと思っていた、【心療内科の選び方】について改めて考えてみたいと思います。
今まさに心療内科を探している方はもちろん、すでに通院中の方にも「わたしの通っているところはどうだろう」と改めて考えるきっかけになれば嬉しいです。
はじめに
言わずもがなではありますが、これから書くのはあくまで「私見」です。
心療内科に限りませんが、医者/病院は個々人の状況や考え方などによって、選び方は異なってくると思います。
また、わたしにフィットする心療内科が、他の方にも同じくフィットするとは限りません。
特に心療内科は、患者と医者の相性も大きく関わると思っています。
「こころ」という、自分にも医者にも目に見えないものを扱う診療科であるからこそ、納得感を以て通いたいですよね。
何を重視し、何を妥協/許容できるかは人によります。
「こんな観点もあったか~」と気楽なチェックリストとしてお読みいただければ幸いです。
なお、ここでは【心療内科を選ぶ=継続的にそこに通院すると決定すること】と定義します。
継続的な通院を決定するまでの過程を、わたしの経験をもとに
フェーズ① 候補を抽出する
フェーズ② 予約して、準備する
フェーズ③ 診察を受ける(初診)
の3つに分け、それぞれでチェックしたい観点を書いていきます。
実際はフェーズ③の後に、【フェーズ④通院する】、そして【フェーズ⑤見直す(継続/転院)】という流れかと思います。
④については現在進行中であり、⑤についてはわたしはまだ経験がないため、この2つについては本記事では扱わないことにしています。
ということで、前置きが長くなってしまいましたが、早速見ていきましょう。
フェーズ① 候補を抽出する
心療内科への受診を考えるきっかけは、人によってさまざまだと思います。
わたしの場合、現在通院中の心療内科に受診したのは会社のストレスチェックで引っかかり、産業医面談でここの紹介を受けたため。(※3つ紹介されたうちの1つ)
一方で、過去にも2回ほど心療内科を受診したことがあるのですが、この時は自発的に受診しました。
前者のように、産業医だったりかかりつけ医などからの『紹介状』がある場合、基本的に自分で一から候補を抽出することはありません。
とはいえ、たとえばわたしも紹介を受けた3つのクリニックの中でどこから優先的に行くかの判断をしています。
その際はやはり自力で候補を探すときと共通するポイントをチェックしていました。
具体的に見ていきましょう。
■どのような情報を発信しているか
まずはホームページを見てみます。
・書かれている内容は分かりやすいでしょうか。
・難しい言葉ばかり並んでいませんか。
・多くの症例を扱っていそうでしょうか。(事例掲載など)
・頻繁に更新を行っていそうですか。
・予約方法や初診時の流れなどは示されていますか。
・料金は明確に示されていますか。
・医者の思いや治療方針が示されていますか。
・医者の人柄はどうでしょうか。
・医者はブログやTwitterなど何らか発信していますか。
・そのクリニックに医者はひとりでしょうか。複数でしょうか。
・メディア露出や書籍出版は妥当な回数/冊数でしょうか。
ホームページは医者(クリニック)の顔です。
ある程度テンプレートがあるとは言え、ホームページを見ればどのような医者がどのような方針で治療をしているか、ある程度伝わってくるものだと思っています。
逆に言うと、ホームページでそうしたことが伝わってこない、あるいは伝えようとしていない場合、わたしなら候補から外します。
なぜか?
信用できないからです。
患者に向き合う態度が医者から見えなければ、自己開示などできるわけがありません。
(少なくともわたしはできません。)
ですので、まずはホームページを隅から隅まで読みましょう。
古臭い感じ、商業的な感じ、情報が少ない、動線が分かりにくい・・・どんな印象を持ちますか。
ホームページを見るだけで、その医者(クリニック)が患者をどう扱っているか、意外と見えてきます。
こころも身体もつらくなった人に寄り添う態度が伝わってきますか・・・?
■通いやすそうか
これは3つの意味があります。
1点目は物理的に通いやすいかどうか。
そこに行くまでの手段や所要時間、駅からの徒歩距離、周囲の環境など。
ある程度事前に調べられますが、実際に行くと「思っていたのと違った」ということもあるかもしれません。
2点目は、医者やクリニックの雰囲気によるもの。
これは実際に行かないと分からない部分も大きいですが、ホームページでも垣間見えるかもしれません。
そして3点目は、診察時間や予約の取りやすさなど。
休職するかどうかで通える時間は大きく変わると思いますが、土日・祝日や夜までやっているかなどは見ておきたいポイント。
また、予約の方法(電話、Web等)や、変更・キャンセル時の扱いなども気になるところですね。
■どのような治療方針か
”どのような情報を発信しているか” にも書きましたが、個人的には治療方針は最重要ポイントと言えるかもしれません。
心療内科において分かりやすいのは「薬物療法中心かどうか」でしょう。
わたしは医者ではないので、どちらが良い・悪いというのは言えません。
患者の状況次第で薬が絶対必要なケースもあるだろうし、逆に必要ないのに/過剰に処方されているというのもよく聞く話。
ここで何より重要なのは、患者自身のwill(考えや意見)だと思います。
患者のwillと医者の治療方針がちぐはぐなのはお互いunhappyですから避けたいところ。
わたしの話をすると、「薬は嫌だ、飲みたくない」と思っていました。
理由は多々ありますが、
・数年前からうつ病の兄が薬を飲んでいても良くなっているように見えなかったこと
・薬も所詮はビジネスであり、安易に飲むのは嫌・怖いと思っていること
が大きいです。
予め明確なwillがあったからこそ、産業医から紹介を受ける際にも「薬物療法をメインとしない」クリニックを候補にあげてもらえました。
自分がどのような治療方針の医者(クリニック)を望んでいるかは、フワッとでもいいので考えてみるといいかもしれません。
自分の望む治療方針を実践しているクリニックを選ぶことこそ、納得感を持って治療していくためには非常に重要だとわたしは思っています。
■診察以外の治療はあるか
わたしは現在、「診察」に加えて、「リワークプログラム」への参加と「カウンセリング」を行っています。
診察は2週間に1回、リワークはだいたい週1回、カウンセリングは2~3週間に1回のペースで、全て同じ場所で行っています。
このように、診察以外にどんな治療を受けられるかは、候補抽出のポイントとなります。
診察だけでは不十分と言っているわけではありません。
ただ、実際にリワークやカウンセリングもやってみて、わたし自身はより早く・より良く治療を進めるために、診察以外の手段も役立つと感じています。
本を読んだりして自力で他を補うこともできると思います。
しかしわたしのように自学習が苦手な人もいると思うので(笑)、同じクリニックが多様な手段を用意しており、それらが連携していれば心強い限り。
こうしたことも含めて、治療方針から読み取れると良いですね。
なぜならそれが後々どのような治療計画を医者が提示するかにも関わってくるからです。
余談ながら、ひと口に「リワークプログラム」と言っても提供される内容は千差万別です。
リワークは職場復帰に向けたリハビリを指しますが、よくあるのは毎日オフィスを模した場所に通って簡単な作業をこなすようなもの。
わたしが通っているクリニックのそれとは大きくかけ離れたものですので、ご注意を。
■評判はどうか(レビュー、口コミ)
最近は、物を買うにもお店を選ぶにも、先にレビューや口コミを調べるのが当たり前。
医者(病院)選びだって例外ではありません。
調べること自体はOKだと思うのですが、「あまり振り回されないようにしましょう」というのがわたしの言いたいことです。
なぜか?
心療内科だからです。
心療内科に罹る患者は、症状もさることながら、その境遇も置かれた状況も価値観もそれぞれ違っています。
ざっくりのパターン分けはできても、やっぱり個々人に差があるものです。
あるレビューをしたAさんとわたしは違う人間ですから、治療内容も受ける印象もまったく同じにはならないはずなんですよね。
なので、書かれている内容に過度に振り回されず、実際に自分で体験するのが一番いい。
強いて言えば、悪いレビューは受診時のチェックポイントとして参考にし、良いレビューは読み飛ばすくらいがいいかも?
・・・ということで長くなりましたが、ここまでが【フェーズ① 候補を抽出する】となります。
いかがでしょう、参考になっていますでしょうか。。
フェーズ② 予約して、準備する
つづいて、フェーズ①でお眼鏡にかなった候補から、実際に初めて受診するときのチェックポイントについて書いていきましょう。
チェックポイントは、診察そのものだけでなく、予約時から始まります。
■予約時の印象はどうか
クリニックによってはWebで予約できる場合もあると思いますが、わたしの場合は過去2回の受診時も含め、すべて最初は電話で予約をしました。
予約の際には希望日時だけでなく、どういったことで受診を希望しているかを聞かれる可能性を想定しておきましょう。
(恐らくWebでも同じようなことがあると思います)
あくまでわたしの経験上ですが、電話口とはいえ、この時点で自分から「鬱っぽくて」とか「こういう症状が出ていて」と伝えるのは意外と勇気が要ります。
また、無意識ながらも理路整然と話そうとしたり、取り繕うように話そうとしてしまったり。
電話の相手(受付の方)は医者ではありませんが、クリニックの人間です。
必ずしも本人とは限りませんが、初めて行くクリニックで初めて話す相手でもあります。
この人の対応は、クリニック全体の印象とも重なる部分があります。
落ち着いた声で相槌を打ちながら話を聞いてくれ、「お気をつけてお越しください」など気遣いの言葉をかけてくれるでしょうか。
それとも過度に素っ気なかったり、何度も聞き返されたり、ちょっと不躾な感じがしたりしましたか。
また、電話の奥で「〇〇さ~ん」と大きな声で名前が呼ばれていたり、騒々しい音がしていたりしないでしょうか。
予約時の印象は意外とバカにならないなと思います。
■準備は必要か(クリニックから指定されるもの)
書いておいて何ですが、恐らく通常はほぼないと思います。^^;
クリニック側から言われるのは「保険証をお持ちください」くらいかもしれません。
あと、紹介状がある場合はもちろんそれも。
わたしの通うクリニックでは、予約時に
「直近の血液検査や健康診断のデータがあればお持ちください」
と言われました。
これは、このクリニック(アインシュタイン先生)の特徴として、栄養学・体組成の観点からも診断を行うため。
つたない知識でざっくり説明すると、たとえば鉄や亜鉛が不足していると一般的にうつ病とされる症状と同じような症状が出たりします。
実際わたしも鉄と亜鉛が不足していたため、薬でこれを補う治療もしています。
こうしたことは医者がどのように診断を行うかに拠るもので、すべての心療内科で行われることではありません。
こうした点からもそのクリニックの特徴というのが見えてきますね。
■準備は必要か(自分で用意するもの・こと)
クリニックから指定される持参物以外で、何か準備しておく必要があるかというと、2つほど考えられます。
1つは、『DSM-IV』や『QIDS-J』といった、一般的にうつ病の診断に使われている診断基準について知っておくこと。
「うつ チェック」などと検索すれば、こうした診断基準をもとにした10~20項目くらいのチェックリストが多数ヒットします。
試しにこれをいくつかやってみてください。
複数やれば、典型的なチェック項目というのが浮かび上がるはずです。
なぜこれをやるかというと、実際診察を受けた時に医者がこの項目だけで診断しているかを把握できるようにするためです。
これはわたしの考えですが、たかだか10~20個の項目だけで本当に「うつ」と診断できるものでしょうか。
こころの病気なのに、わたしという個人のこころの中身については聞いてくれないの?と思います。
目の粗いふるいにかけて、(必ずしもそうじゃないにしても)効くかどうかもわからない薬で薬漬けにされるイメージしかありませんでした。
考えてみてください。
何も考えずこのチェック項目にいくつかYESと答えただけで、抗うつ薬が処方されたりするんですよ?
恐くないですか?
まぁ上記はあくまでも私見ではあるのですが、患者から医者を見極めるために予めこの診断基準を知っておくことをお勧めしたいです。
もう1つは、これはまさしくわたしの経験上の話でしかありませんが、ぜひ何らかメモをまとめていくことをお勧めします。
メモに書く内容としては、この辺りでしょうか。
- いつから、どんな症状や不具合が出ているか
(身体面、精神面、生活面、仕事面など) - 不調に至ったきっかけや経緯
(明確じゃないことも多いので、関係していそうなことはピックアップしておく) - 性格や価値観、成育歴、家族との関係性など
(会話を通じて理解してもらうのはお互い大変なので読んでもらう方がいいかと) - 現在置かれている状況
(”不調に至ったきっかけや経緯”とも関係しますが、仕事や家庭生活がどのような状況か) - 治療に関する希望や考え
(休職可否、薬をどうするか、通える頻度、など)
メモは自分が見るためだけに使うのも良いのですが、医者に渡しても読んでもらうのも良いと思います。
メモを渡した時の反応もチェックポイントになると思いますので、わたしとしてはお勧めです。
この辺りは下記の記事で詳しく書きましたので、長くて恐縮ですが参考にしていただけると嬉しいです。
フェーズ③ 診察を受ける(初診)
さぁいよいよ初めてクリニックに出向き、医者と対峙したときのことを書いていきましょう。
人によりますが、人生で初めて心療内科に行くなら、きっとすごく緊張しています。
この先どうなるか不安もあるでしょう。
もしかしたら心療内科に来た自分を認めたくないかもしれませんね。
■医者はどのような態度か
ドキドキしながら入った診察室で、医者がこちらを見て挨拶してくれなかったらどう感じるでしょうか。
また、診察中にカルテ入力ばかりしていて、ろくにこちらを向いてくれなかったらどう思いますか?
これは何も心療内科に限った話ではありませんが、心療内科だからこそ求められる医者の姿勢でもあります。
先述しましたが、 心理的にはおろか、物理的にすら向き合ってくれない医者には、自己開示なんてなかなかできませんよね。
また、医者が上から目線に感じることもあるかもしれません。
こちらが緊張や無気力だったり、さほどの知識がないことでそう感じてしまう部分もありますが、そんなこと想像すれば分かる話です。
にも拘わらず、(この分野で百戦錬磨であるはずの)医者が歩み寄る姿勢を見せないのであれば、この先が思いやられます。
やたらと専門用語を言うとか、早口であるとか、こちらの意見を遮るというのも同じです。
弱っているときに歩み寄ってくれない医者は、やめておいた方が無難かなと思います。
■医者は患者と症状のどちらを見ているか
これは上述の ”準備は必要か(自分で用意するもの・こと)” に書いた、診断基準の話とも関係します。
実際に4月から診察+リワーク・カウンセリングという治療を続けてきて思うのは、どれだけ医者が患者に向き合ってくれるかが重要なのではないかということ。
言い換えれば、患者を理解しようとしている姿勢が医者から感じられるかどうか。
これまた私見ではありますが、うつって薬や医者任せにしていて勝手に治るものではないと思うのです。
仮に薬で症状は治まっても、物事の捉え方や対応パターンが変わらなければ、いずれ同じことになる(=再発)でしょう。
だから自分のことをよく理解して、じゃぁどうしていけばいいかを考えていかなければならない。
しかし自分ひとりでは限界もある。
だからこそ医者やカウンセラーのサポートを得たり、リワークを通じて理解を加速させるわけです。
こう考えると、正直症状というのは二の次なのかもとも思ったりします。
薬で無理やり抑え込むか、ひたすら休養して徐々に治まるのを待つかくらいの差でしかないのではと。
(※大したことない、つらいはずがない、と言っているわけではありません)
大事なのはその根本原因にいち早く気づくことではないでしょうか。
患者自身が先に気づいているということはあまりないでしょうから、先んじて医者が理解する姿勢があるかどうかが重要。
そこで、診断基準の話が出てくるわけですね。
もしチェックリストでいくつYESがついたかの確認作業しかしない場合は、今後も通院するかは考え直した方が良いかもしれません。
■<メモを持参した場合> 医者はメモを読んでくれたか
わたしが昨年12月に現在のクリニックの前に行ったクリニックがまさにそうだったのですが、医師はわたしのメモを見てもくれませんでした。
そして「とりあえずSNRIを出しますので、それで様子を見ましょう」と薬を処方したのです。
#この話はここに書いています。
今思うと、この医者からは患者に寄り添う姿勢を感じられませんでした。
診察室から出てきたとき、何だか一方的に結論付けられたような、不完全燃焼のようなモヤモヤ感がありました。
もしここに通っていたとしても、なかなか自己開示などできなかったんじゃないかな。。
一方、現在のクリニック(アインシュタイン先生)は違いました。
上の記事に書いていますが、診察室に入る前にきちんとメモを読んでくれ、診察ではさらにその内容を掘り下げました。
#具体的なやりとりはこちら。
「軽~中程度のうつです」「休職したら、というのがわたしの意見」と言われたことに、多少の驚き・ショック・戸惑いはありました。
しかし1つめのクリニックで感じたような不完全燃焼感はなし。
ちゃんと話せた・聞いてもらえた、という達成感や満足感のような感覚がありました。
これって重要なことだと思います。
相性もあるとは思いますが、心療内科において患者が言いたいことが言えない関係性って致命的ではないかと思うのですが・・・いかがでしょうか。
■医者から治療方針や信念が感じられるか
ホームページで何らか治療方針や信念のようなものを確認できていた場合、実際に診察の場で医者がそれを体現しているかはチェックしておきたいところです。
「うちはこういう方針なんです」という説明でなくても、「こんな経験があったから開業した」とか、「こんな患者さんのために今のような治療をしている」という過去の話から読み取れるかもしれません。
あるいは「こうやって進めていきましょう」と治療計画の中に示されるかも。
要は「言ってることとやってることが違うじゃん!」「外面はいいのに実際は・・・」みたいなことにならないか、確認しておきましょうということです。
少しアグレッシブに行くなら、あえて話を振ってみてもいいですね。
「ホームページにこういうことが書いてあったけど、具体的な例を教えてもらえますか。」
「この治療に興味があるんですが、わたしのケースでも試せますか。」など。
■待合室の雰囲気はどうか
基本は医者がどうかが最重要ではありますが、もう1つ見ておきたいのは待合室の雰囲気です。
当然ながら、心療内科ではニコニコ明るい雰囲気の人はほぼいません。(苦笑)
患者は、たまに同伴者がいる場合もありますが、たいていは一人で来ています。
患者同士の会話はなく、静かな雰囲気です。
診察以外の時間は待合室で過ごすことになるので、通院が長くなるほど、待合室にいる時間も長くなります。
ここの雰囲気が自分にとって心地よくないと、通いにくさにつながるかもしれませんので、チェックしておきましょう。
過去2回の受診、12月に行った1つ目のクリニック、そして現在通っているクリニックの4つを比べてみると、それぞれ微妙に違いがあります。
1つ目のクリニックは、待合スペースが狭くて次の予約の人しかいない状況。
内装は暖色系で、全体にライトも暗かったように記憶しています。
2つ目のクリニックは、1つは蛍光灯&白い壁の内装でした。
無機質な感じがして居心地が悪い感じがしました。
ここは確か待合室のソファが横並びで、患者同士が互いに顔を合わせないような雰囲気でした。
3つ目は施設が古い感じで、はっきり覚えていませんが内装もオフィスビルに近い雰囲気だったと思います。
ここは何よりも診察室の中の声が待合スペースに漏れてしまっているのが気になりました。
そして4つ目の現在のクリニック。
ここは壁紙はクリーム色で、モスグリーンの一人掛けソファがコの字型に並んで置かれています。
決して新しい施設ではないですが、アンティーク調の家具もあり、落ち着いた雰囲気です。
待合室のソファがコの字型に置かれているというのは、患者同士が向かい合うこともある配置なのでちょっと珍しいかもしれませんね。
勝手な推測ですが、このクリニックではリワークプログラムも行っているため、患者同士が向かい合うことも厭わないのかも?(考えすぎかな)
あと、何となくですが、現在のクリニックは明るいイメージがあります。
恐らく窓の影響かなと思いますが、他のクリニックは外気、あるいは太陽を感じることがありませんでした。
たかが待合室、されど待合室。
自分にとって居心地の良い空間かどうか、感じてみると良いかもしれません。
おわりに
ということで、以上がわたしの考えた【心療内科の選び方】でした。
いざ書いてみたら、思った以上に超大作になってしまいました。(;´Д`)
が、これまで通ってみての経験を十分に活かして書けたかなと自負しております。
本当は、無事復職して通院頻度も減ったような状態で書いた方が説得力があるかなと思ったりもしました。
しかし、今この瞬間も受診するかどうか・どこを選べばいいかと悩んでいる方がいるかもしれないと思うと、何かひとつでも参考になればと書くことにしました。
この先もまた違う観点が見つかるかもしれません。
その時は、この超大作に追記していこうと思います。
いろいろ書きましたが、究極的には「考えるな、感じろ!」です。(笑)
わたしが書いたような観点もチェックしてもらいつつ、最終的にはいかに自分が心地よく前向きに通えそうかが大事です。
クリニック選びに際して不安や迷いを抱える方々が、納得感を持って安心して自己開示できるようなクリニックに出会えることを、一患者として勝手に祈っています。
*おわり*