こんにちは、emustanyです!
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
昨夜の地震、東京23区では震度4でしたが、あの長く揺れが続く感じ・・・
多くの人が東日本大震災を思い出したことでしょう。
福島や仙台の方は東日本の時だって震度が強かったわけで、しかも今回は夜だったこともあって、その恐怖感は計り知れません。
どうか少しでも穏やかな気持ちで過ごせますように。
そして、こういう機会だからこそ、災害グッズを見直さないとですね。
すぐ思いつく水や食料などの備蓄品や簡易トイレなどは【命が助かってから】必要なもの。
手薄になりがちな【命が助かるため】のものも、今一度見ていきたいと思います。
「うつ」が分からなくなるリワーク
さて、昨夜地震が起きる数時間前にはオンラインでリワークに参加しておりました。
2月リワークはアインシュタイン先生(院長)による『うつ病の全体像を考える』というテーマのプログラム。
第2回となる昨日のトピックは『うつ病の生活習慣・体の病気』でした。
#第1回の様子はこちらから。
数日前に書いた、
皆さんはどのような生活習慣や体の病気がうつに関係していると思
いますか?
という事前の問いかけに関しては、冒頭に参加者同士で軽く意見交換をする時間が取られました。
#事前の問いかけに関してはこちらで書いています。
その場でわたしが話したのは上の記事に書いたことの一部のみ。
他の方についても、別に準備してきたものを話している感じはありませんでした。
結論からすれば、そこまで事前準備が必要なものではなかったですし、
「ほぉらね、やっぱりこんなもんだよ」
「一生懸命準備しすぎなくてよかったね」
「いつも完璧に/しっかり/ちゃんと準備しなきゃなんて頑張らなくても大丈夫だよ」
ちなみに、わたしが話をしたのは
血液検査で鉄と亜鉛の数値が低かったので、その薬は服用している。
前回のセロトニンの話もそうだが、栄養素は関係していると思う。
といったこと。
そして、他の方から出ていた話はざっくり言うと
- 運動(ジム、散歩、ヨガ、サウナ)
- 食事(薬膳、サプリ)
- 睡眠(早起き、リズム)
といったところで、それぞれ「自分はこういったことをやっています」という話が多かったです。
上記に加えて、他にも関係するものとして先生から説明があったのは、
- 嗜好品
- 趣味、娯楽
- 人間関係
- 住環境
- 地域の風習 など
住環境は日当たり具合とか、騒音とか、近くに学校があるとか、そういったもの。
確かにこういうのも地味に影響しそうですよね。
ここから先は「さすが医者だ」と言わざるを得ないような、かなり医学的な話が続いたのですが、要点をかいつまんで言うと
うつ病の症状(「DSM:精神障害の診断と統計マニュアル」で示されるような主たる症状)の多くは、様々な要因によって共通の症状が起こるものであり、実はうつ病ではないのにうつ病として治療されている可能性がある。
これです。
なんだろう、偽陽性というか疑陽性というか、そんな感じで、効くはずのない抗うつ薬を始めとしたうつ病治療をされている人もいるってことですね。(; ・`д・´)コワッ
”様々な要因” についてはいろいろ出てきましたが、例えば・・・
- 栄養関係
・鉄欠乏性貧血(疲れやすい、集中力低下、息切れ、めまい、耳鳴りなど)
・亜鉛欠乏(新陳代謝の低下)
・マグネシウム欠乏(不眠、肩こり、頭痛、便秘など)
・ほかビタミン等の欠乏
・食物の栄養含有量はどんどん低下している
・レトルト食品、冷凍食品、添加物などの影響- 環境ホルモン
・ダイオキシン、水銀、フッ素、ハロゲン化合物、重金属汚染など- 薬
・鎮痛剤、潰瘍治療薬、副腎皮質ホルモン、降圧薬など- 甲状腺
・甲状腺機能低下症(うつ病と共通症状)
・甲状腺機能亢進症/バセドウ病(社会不安障害と共通症状)
※ただし亢進症の症状である、動悸・血圧上昇・発汗・手の震え・息切れ・不安・いらいら・不眠などは、血糖値低下による可能性もある- 慢性胃炎
・タンパク質・鉄・ビタミンの消化吸収が低下するため、うつ様症状が出る- and so on... ※時間切れ※
なかなか全てを理解するのも、そしてまた説明するのも難しいものがありますが、まとめとしては
一般的に「うつ病=セロトニンの減少による」というのが定説となって広まっているが、セロトニンの減少というのはあくまで結果でしかない。
なぜセロトニンが減少するのか。
栄養なのか、病気なのか、他の原因なのか・・・。
これを見極めなければ治る治療は見込めない。
ということでした。
内容が盛りだくさんすぎて&途中先生のPCの電源が落ちるトラブルがあったりして、最後は時間切れとなってしまいました。(;´Д`)アチャー
リワークを終えて(感想など)
今回一番時間を割いたのは栄養関係のところでしたが、それ以外にも本当にさまざまな要因がいわゆる「うつ病」の症状と同じ症状が出ることがよく分かりました。
話を聞いていると、「うつ病って本当にあるんだろうか?」と思わざるを得ませんでした。
そして、自分自身の状況についても分からなくなりました。
「一体わたしが不調で休職に至ったのは何のせいなんだろう?」
「うつ病はそれ自体がよく分からないし、症状は自律神経失調症っぽいのも多いけど、じゃぁうつ病と自律神経失調症の差は何なの?」
「もしかして単に栄養不足だっただけ?」
「いやいや、でも完璧主義とか思考癖も影響ありそうだし・・・結局何なんだ!」
最近読者になっていただいた方もいるので一応ご説明しておくと、わたしは診断書上は「自律神経失調症」ということになっています。
これは、診察の中では「軽度~中程度のうつ」と言われたものの、いざ「うつ病」として休職となると色々インパクトが大きそうだなと逡巡していたら、先生から「うつ病でも自律神経失調症でも、あなたが決めていいよ」と言われたからです。
「え、患者が決めちゃっていいの?」と当時は驚きましたが、今考えてみれば、先生からしたらどちらにしても治療は変わらなかったからでしょう。
12月初診時から4月の再診・休職開始までに出ていた症状についてはこちらでまとめています。
見ていただくと分かりますが、確かに「うつ病」でも「自律神経失調症」でも通るような症状が並んでいます。
また、原因については休職当初の見立てはこんな感じでした。
が、後日血液検査をした結果、鉄と亜鉛が不足しているということで、増やすための薬を飲み始めました。
結局こうなると原因ってよく分からないんですよね。
というより、これ!って一つじゃなくて、複合的と言えばいいのかな。
栄養不足は明確にあったわけです。
でも、薬を飲み続けて鉄も亜鉛も数値が上がってきた今、「超元気!何も問題ない!」となっているかと言えば、そんなこともないのですよね。
並行して進めてきたリワークやカウンセリングを通じて、知識を得たり自分自身を見つめてきました。
それによって、
「そりゃ自分で自分を追い込んで、不調にもなりやすくしているよなぁ」
と思うような思考や行動の ”クセ” がいくつも見つかりました。
でもだからって「超元気!何も問題ない!」にはならないわけです。
むしろ、自分の ”クセ” に気づきやすくなっているのに対策が間に合っていない分、余計に苦しくなっているとも言える。。
まぁ「自分は何病なのか」なんてことを明らかにすることはさほど意味はないでしょう。
昨日も最後の方で話題になっていましたが、
うつはあくまできっかけ。
「うつ病」を治すことがゴールなのではなくて、どうすれば毎日ハッピーに、心身ともに健やかに過ごせる自分になれるか。
これを考えて、そして良さそうなものは実際試してみて、ひとつひとつ身につけて行くしかないのですよね。
栄養のこととか環境ホルモンのこととか、「マジメに」「完璧に」やろうとすると、かえって鬱になってしまいます。
今の世の中、溢れんばかりの情報が手軽に手に入れられてしまうから、余計にそうなりやすい。
それに、経済的な負担とか、かけられる手間・労力も限度があります。
一生懸命になりすぎれば、無理がたたって調子を崩したり苦しくなるでしょう。
大きなジレンマはありますが、まずは最低限レベルを見極めてそこだけは死守する、それ以上は余裕を見て。
何事もバランス。”遊び” も必要。
真面目や一生懸命って、すごく危なっかしいです。
本当早く手離したい。
栄養学を始め、専門的な知識を得られる今回のリワーク。
学びは大きいですが、理想を追いかけすぎて苦しくならないよう(分かりやすいところだとサプリビジネスに取り込まれたりしないよう 苦笑)、しっかり自分の手綱を握りながら受け留めていかないとなぁ、と思ったのでした。
*おわり*