今日から、トライアル的に<少考集>というものを始めようと思います。
この記事が初回となりますが、これを始める意図などは記事末尾に書いておこうと思います。
#あ、ちなみに本当どうでもいいことだと思いますが、今日から見出しの使い方をちょっと変えます。
今までは中見出しをフォントサイズ=大で書いていたんですが、大見出しをフォントサイズ変えずに使うことにします。今のデザインだと見た目的には見出しに下線があるかないかくらい、の微差ですが一応お知らせしておきます。
うまとも(馬友)からの手紙
昨日、わたし宛に1通の手紙が届きました。
差出人は、以前こちら↓の記事で書いた3通目の友人。
彼女は、小5~中3まで行っていた山村留学先で一緒に乗馬をしていた仲間のひとりです。
実は彼女自身も大阪出身の山村留学生。
彼女は年齢は1つ上ですが、わたしより1年早く山村留学を始めており、中学を卒業するまで6年間彼の地で過ごしたことになります。
わたしと違って、寮生活はしておらず、ホームステイや親子留学(母+子どもで町営施設に入居)をしていました。
中学を卒業した後も、乗馬を続けるために北海道の高校に進学し、大学は大阪に戻ったものの馬術部で乗馬を続けたという、根っからの乗馬人間。
今思うと好きなものを選び続けた学生生活って、ものすごくうらやましい。
彼女には2歳下の弟、4歳?下の妹がいて、妹なんか最初に北海道に来たのは小1の時。
妹も同じく馬友なので今も交流がありますが、こっちもなかなかの波乱万丈・馬人生だったりします。
#彼らに限らず、山村留学時代の友人(山村留学生も地元民も)と話していると、四大出てサラリーマンみたいな人の方がよっぽどレアで、「そんな仕事/生き方もあるのかー」と視野が広がる一方で、自分の人生がつまらなく思えたりするものです。トホホ。
さて、そんな彼女からの手紙。
前回はこちらを気遣ってか、そよ風のようなふわっと軽めのトーンでしたが、今回はわたしが返信で復帰か延長か悩み中といったことを書いたこともあってマジメトーンで書いてくれました。
読んでいてじわじわと温かい涙が出てきた手紙の一部を紹介します。
(自分のための記録の意味合いが強いかな)
- わたしが「気にかけてくれる人がいて嬉しい」と書いていたことについて
〇〇(わたし)のことを気にかけるのは友だちだから当然です。
そして私たちはただの友だちではない。そう、馬友です。
しかも自分らが乗る方。なかなかそういう友だちいないと思うから貴重よね。
- わたしが復帰か延長かで悩んでいる(いた)ことについて
〇〇の家の財政がどうなのか分からないけど、側から見たら休”職”が良さそうに思うよね。
~~(わたしの勤める企業)の素晴らしい福利厚生を存分に活用してみては?と友としてオススメしておいてみます。笑
今を思うといろいろと悩んでしまうけど、私たち順調にいけばあと30年は元気に動き回れる予定で、そう思うと、今から1・2年遠回りや停滞しても何とでもなるし、ひょっとしたらこの間にあるチャンスや人生の選択的なモノを逃してしまうかもしれないけど、多分そういうのはまた別の形でこの先やってくる。
と私は思うようにしてます。
- 彼女から見たわたしの性格など
〇〇はマジメだから何でも器用にこなせるんだと思うし、周囲と自分を比べて負けず嫌いだから何でも上達が早いんだと思ってるけどな。
(馬乗るのもうまかったしさ、実はピアノもうまかったしさ)
何だか今はその性格をこじらせているみたいだけど、小学生の時からそうなんだから、無理に変えようとせずとも、上手く付き合っていく方法が見つかったら良いな、と私は思ってるよ。
書き写しながらまたジーーーーンとしているっていうね。(笑)
中学を卒業して東京に戻ってきてからは大して連絡取りあったりもしてなかったんですが、時間を経てまさに旧交を温めるというのか、こうして心を通わせられるというのは本当に嬉しいことです。
小中学生の頃なんて、多感でワガママで、大した苦労も経験したことなく、複雑な悩みも持っていなくて、相手の立場とか気持ちにもそこまで気が回らないお年頃。
だからこそ言いたいこともわりとストレートに言い合える関係性なのかもしれません。
さらに今はそれぞれ培ってきた大人としての配慮とか想像力とかも駆使しながら話ができるから、無理なく心の交流ができる感じもしますね。
しかし面白いのは、手紙か電話くらいしか手段がなかった時はともかく、今みたいに気楽なコミュニケーション手段いくらでもある中でも、あえて手紙を選んでいるっていう。
でも手紙っていいものです。
今のご時世、手紙書く人ってきっとすごく減っているんだろうけど、時間や手間をかけて相手を思いながら文字を書くのって、書いてる本人にも癒し効果がある気がしています。
なので親しい友だちこそ、しかもなかなか気軽に会えない(距離とか時間とか)からこそ、これからも手紙を書いていきたいなと思うのでした。
*おわり*
補足:<少考集>について
少考集というのは、「長考」の対義語が「少考」ということで付けてみました。
普段からお読みいただいている方はご承知の通り、わたしのブログはだいたいが長文かつ説明的です。
読まれる方はもちろん、書く側にとっても結構時間を要するものになっています。^^;
これはこれで、自分の気持ちを見つめて向き合ったり、見聞きしてきたことを反芻して自分なりの考えを持ったりする良い機会・習慣だなと思っています。
一方で、1つの記事に複数の内容が混じることの煩雑感がちょっと気になっていたり、書きたいなと思っても小粒だったり内容が薄いから「まぁいっか」と書かなかったりすることも。
何より、ブログを書くことに対して、じっくり取り組む時間や姿勢が必要で、もうちょっとライトに書く時があってもいいよな~、と思っていました。
(書く側の意識、そして鍛錬の問題でしかないかもしれませんが・・・)
ようやく100記事を達成したことがきっかけとなって、何かちょっと趣の違ったこともしていきたいなという気もしていましたので、<少考集>ということで始めてみることにしました。
<短編集>でもよかったかなと思いますが、どちらかと言うと文章の長短というよりは、あまり構成とか言葉の使い方とか体裁の統一感etc.についてあれこれ考えすぎることなくサラサラサラ~っと書きたいな、という想いがあったので、あえて「長考」の対義語を使って<少考集>にしています。
果たしてトライアルのまま終わるか、定着するか分かりませんが、よろしければ植物の成長観察よろしく、「お、今日は少考集の気分なんだな」という感じで気楽にお付き合いいただけたら幸いです。^^