今日はやたらと眠りが浅くて、3時から1時間おきに目が覚めてしまいました。
こんばんは、やや寝不足気味のemustanyです。
映画館ならではの音・音楽
7時くらいには布団にいるのも苦痛に。。
先日『もののけ姫』を映画館で観て思いのほか感動し、『風の谷のナウシカ』も観たいなと思っていたので、映画に行くことにしました。
#「黙れ小僧!お前にサンが救えるか!?」ってね。(まだ引きずってる)
オンラインでチケット予約すると、先客は2人だけ。
実際行ってみたら、全部で5人でした。(しかも全員女性)
平日の朝9時~の回とはいえ・・・あれぇ、人気ないのかな?
1100円x5人=5500円、にしかならないけど大丈夫かしら。心配。
『もののけ姫』に比べて、『風の谷のナウシカ』は明らかに観た回数が違います。
それこそ特にジブリファンというわけでもないわたしでさえ、結構な正確さでセリフを覚えているほど。
なので、『もののけ姫』に比べれば、ストーリーに対する感動はそこまで大きくありませんでした。
映像についても、『風の谷のナウシカ』は1984年の作品ですから、映画館の大スクリーンともなれば相応の粗さが目立つのは否めません。
しかし、今回何がすごかったかって、音・音楽に心が揺さぶられました。
前回『もののけ姫』でも感じたことですが、やっぱり映画館だと普段テレビで観るのと違って控えめな音もよく聴こえるし、オーケストラの音の広がりが違う!
ハッとしたのは、風の谷に落ちたトルメキアの船にいた蟲(むし)を森に戻そうと、ナウシカが蟲笛を天に向かってヒュッと投げるシーン。
蟲笛の音(ウァンウヮンウヮンウヮン・・・)っていうのももちろん印象的なんだけど、その後のヒュッていう音がかなりハッキリと聴こえ勢いを感じました。
そして流れる「ターラララー♪」(伝わる?汗)という音楽で、「ナウシカまじかっけー」になるわけですね。
※ちなみにこの時の蟲は「ウシアブ」というらしい。そういえば、去年福岡で開催されたこの大博覧会、行ったんだった。
お決まりの「ラン ラーララ ランランラン♪」って音楽もエコーの広がり感がテレビよりも広い感じ。
あと、大ばば様が最後に「其の者 蒼き衣を纏いて 金色の野に降り立つべし・・・」と言って泣き崩れるシーンも音楽が相まってとても感動的でした。
#夫と散々今までこのセリフを言って遊んできたのに、不覚にも泣きそうになった。汗
『もののけ姫』も『風の谷のナウシカ』も、映画館の音響効果も手伝って音楽に非常に心が動いたので、「久石譲ってやっぱすごいな!」と改めて思いました。
久石譲さん on Wikipedia
「ジブリと言えば久石譲だよね」くらいしか言えないくらい知識がなかったので、Wikipediaでちょっと久石譲さんについて見てみました。
気になる点がいくつかあったので載せてみます。
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本名、藤澤 守(ふじさわ まもる)
のっけから「え?」ってなりました。てっきり本名かと。。
ちなみに由来は、大学在学中に友人と話し合った結果、当時活躍していたクインシー・ジョーンズの名前をもじり漢字に当てたもの、だそうです。(クインシー・ジョーンズってマイケル・ジャクソンのプロデューサーだっけ?) -
宮崎駿監督作品においては、『風の谷のナウシカ』以降、『風立ちぬ』まで29年間すべての長編アニメーション映画の音楽を手掛けている。
つまり、『風の谷のナウシカ』が初タッグだったということですね。それであのアウトプットって素晴らしすぎる。
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この作品の音楽は当初、細野晴臣が手掛ける予定だったが、映画のイメージと合わないという理由で宮崎とプロデューサーの高畑勲が採用を取りやめ、イメージアルバムを手掛けた久石が本編にも起用された。
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『風の谷のナウシカ』では当時4歳の麻衣が劇中曲を歌っている。
「ラン ラーララ ランランラン♪」は娘さんの歌声だったんですね。
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『もののけ姫』の音楽を担当する際、宮崎駿の熱意に圧倒された久石は、作品の重い世界観を表現するために複雑なオーケストラ曲を本格的に書くことで応えたという。結果、映画音楽としては異例の2年を費やす労作となった。
たしかにオーケストラが素晴らしかった。2年がかりの力作だったんだなぁ。
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<おまけ> 幼少の頃より高校教師の父(補導の担当場所が映画館だった)に連れられて、年間約300本の映画を4年続けて見ており
父の補導の場所!(笑) ってか、連れてったんかいっていう。年間300本ってすごいなぁ。
- <おまけ> 2009年、音楽を担当した『おくりびと』
おぉ、知らなかった。あれも心がギュンギュン掴まれる音楽だったよなぁ。
Spotifyとかでも聴けるので、しばらく久石譲ミュージックに浸りたいと思います。
余談
・・・この調子だと『千と千尋の神隠し』も観に行っちゃうかもしれないなぁ。
しかし、今回このコロナ禍でのリバイバル上映にあたって、『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』の4作品を選出してるのって意図があるように感じます。
『ゲド戦記』は唯一観たことないので詳細は分からないけど「世界の均衡が崩れつつある」というキーワードもあるようだし、全体的に人間の行き過ぎた行動に対する警鐘のようなものが共通している気がする。
この辺は素人が軽々しく何か語るものではない世界だと思うので、時間見てちょっと各作品の制作背景とかを調べてみようかな・・・。
というかまずは『ゲド戦記』を観るところからか。
*おわり*