こんにちは、emustanyです!
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
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最近「時間が足りないなぁ」とよく思います。
あれもしたい、これもしたい、やりたいことが多すぎて。
やりたいことが多いのはもちろん良いこと。
だけど、「やりたいのにできてない」とか「せっかく時間あったのにやらなかった」というストレスを抱えては本末転倒。
優先順位があいまいなせいだろうなぁ。
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テーマが広くて1時間では足りませんでした(笑)
順番が前後してしまったのは本人的には気持ち悪いのですが、 先日、日曜の夜は月1回のオンラインミーティングがありました。
#前回2月の様子はこちらからどうぞ。(1ヶ月早いな。。)
今回のテーマは『個性と環境』でした。
まぁなんともざっくりというか、大きいテーマですよね。(苦笑)
このオンラインミーティングもかれこれ8回目?になりますが、最近はもっぱら参加者同士の意見交換を行うことをメインに進める形で定着しています。
もちろんアインシュタイン先生も同席しているのですが、頭出しをした後はビデオ・音声ともオフで「透明人間」に。(; ・`д・´)
先生が消えた後、参加者が一様に「えっと・・・」となる空気感が毎回何とも言えないのですよねぇ。(苦笑)
ちなみに、わたしの中で「個性と環境」の関係性やイメージというのは、”ニワトリと卵” の関係。
子どもは産まれて間もなく、両親を始めとした環境の環境を受けて育ち、個性を身に付けていきます。
(※先天的・器質的な個性は除いて考えています)
そして身に付けた個性を、以降の環境(学校や職場や家庭など)で使いこなしたり、適応させたりしながら過ごし、そこで得られるさまざまなフィードバックがまた個性を強化したり変化させていくのかなと。
そんな、相互に影響を与える密接な関係のように思いますが、いかがでしょうか。
さて、今回参加者から出てきたさまざまな意見や問いかけの中で、わたし自身が面白い(=興味深い、共感する、意見したい)と思った話を3つほど紹介します。
※わたしの考えや意見は、それぞれの下に書いています。
1)
自分の個性と環境が合う・合わないで居心地は変わってくると思う。
どうしたら居心地を良くしていけるのだろうか。
居心地を良くするために個性と環境のどちらを変えるかと言ったら、これまで(休職以前)はたいがい個性、つまり自分を変えようとしてきたように思います。
「環境は変えられないから自分が変わる・合わせるしかない」、そう思って、背伸びしたり、無理をしたり、意見を飲み込んだり・・・
でも、今(休職して約1年)となっては、本当は先にどうにかすることを考えた方が良いのは環境側かもと思ったりします。
環境を変えるのは容易ではないことも多いでしょう。
でも、じゃあ個性(自分)を変えることはラクなんでしょうか・・・?
2)
どこからが個性で、どこからが病気なのか。
「治すべきもの」、「治さなくて良いもの」は何なのか?
※上記問いに至るまでの発言者の思考を補足しますと・・・
- DSM(精神障害の診断と統計マニュアル、Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)は「現在の症状」を基準に診断するが、幼少期のことや、どんなことにストレスを感じるか、といったことには一切触れないので、じゃぁ結局どうすればいいの?というと薬だけになってしまう。しかしそれでは表面上の症状が治まるだけで、根本解決には至らず再発する。どこまでを病気として扱うのか。
- 水島広子著『空気が読めなくてもそれでいい』では、「非定型発達」というのが出てくる。「発達障害」というのは生活に支障をきたす場合で、そのレベルまでではない人=非定型発達、という考え。こうなると、何が病気として治すべきものか分からなくなる。
これはわたしも最近よく考えたり、分からなくなったり、疑問を持つようになったことですね。
前々回の診察あたりがピークで、素直に先生に疑問をぶつけたりもしました。
思うのですが、「治すべき/治さなくて良い」という判断の根底にあるのって、画一的な世間一般で言う「普通」「あるべき姿」「理想像」のようなものなんじゃないでしょうか。
そこから少しでも逸脱する(飛び出していたり欠如しているなど)と、異質なものとして排除すべく、治療すべきものとしてしまう。
最近の世の中には、そんな雰囲気を感じることがあります。
発達障害も、ADHDも、HSPもみんなそうなんじゃないの?と。
「”普通” じゃないから治しましょう/治さないとダメです」って言っている気がする。
だけど、本当にそうなの?
みんながみんな、”普通” じゃなきゃいけないの?
”普通” じゃない人を”普通” にしようとするだけが解なの?
みんなが同じじゃなくても、それぞれ生きやすいようにしていけばいいんじゃないの?
もしかして、こんなことを考えるわたしも、”普通” じゃないのでしょうか?
「HSP」は今まさに運命の分かれ道にいる気がしています。
本屋を見ていてもずいぶんと関連書籍が増えて目立つようになってきましたし、今後はカウンセリングや自己啓発セミナーなど、どんどんビジネス化していくことでしょう。
潜在顧客を分かりやすいチェックリストで顕在化させてカテゴライズ化できれば、あとは対象顧客にマーケティングするだけですもんね。
ちなみに上記のような考え(普通からの逸脱とかHSPとか)をシェアした時に、他の方から
「HSPは生きづらさを分かりやすく伝えたり社会が理解しやすいツールや言語として受け入れられたんじゃないか」
というコメントをもらって、なるほどなと思いました。
だとしても個人的に理解に苦しむのは自称する人の多さ!
もちろん本当に生きづらくてという方もいる一方で、中には言い訳的に使っている人や、「だから君らには分からないだろう」と壁を作ったり、「だから配慮しろ」とマウントしたり、という人も少なからずいるんじゃないの?
意地悪すぎますかね?(´_ゝ`)
#だって、「鬱だ」とあえて言うことで、気遣ってもらえたり、仕事量を配慮してもらえたり、というのを狙うことだってできるわけですから・・・。
・・・ちょっと(だいぶ?)話がズレました。(´-`*)
「何を治すべきか」という問いに関しては、わたしは【自分の心地よさ】を基準にした方がいいかなと思い始めています。
仮に”普通” である方が心地いいのであれば、そこを追求すればいいと思います。
でも、そのために自分(家族とか周りじゃなくてあくまで本人)が不快な思いをしてまで「病気として当てはまったから」と治そうとするのって、何か違うんじゃないのかなぁと思うんですよね。
まぁここが内科や外科で言うところの「病気」とは違うところなのでしょう。
3)
個性って、一体だれが決める(決めた)んだろう?
家庭とか学校教育の中で、それが個性だと思い込まされてきたんじゃないだろうか。
最後のこれは、確か学生さんの発言だったんですが、非常に良いところを見ているなぁという気がしました。(上から目線だな)
たとえば「運動神経がいい」という個性はかけっこや縄跳びや鉄棒など、「記憶力がいい」という個性は、九九や漢字の読み書きなど、「器用」という個性はピアノが弾けたり工作が得意か。
そうしたことで、その子の個性が自他ともに認識されるようになります。
結局、世の中の尺度や基準で決められた ”ものさし” で(勝手に)測られて、それが個性=その人の価値であるかのように考えられていってしまうのかもしれません。
まぁ運動神経や記憶力や器用くらいなら、まだ良さそうですけどね。。
「何事も光と影がある」と言っている参加者の方もいましたが、一見短所であるかのように見えても、裏から見れば長所だったりするわけで、そう考えると個性に優劣はないはず。
だとすれば、その個性を(伸ばすならまだしも)周りに合わせなきゃと、目立たないようにしたり潰してしまうというのは、何だか違うんじゃないのかなぁと思うのでした。
ということで、今回もなかなか良い感じの話し合いができたように思います。
最後、先生から話があったのは、このようなつながりで話ができることの貴重さでした。
家族、仕事関係、学生時代の友だち、ママ友やご近所さん、習い事やサークル活動の仲間・・・
確かに、こういう話題って、真剣に話し合える場は意外とないものです。
同じクリニックに通いながらも、それぞれ抱える課題やバックグラウンドは違うし、治療の経過も異なるけど、生きづらさや傷みを共有できる人たち。
傷の舐め合いや同情や腫れ物扱いでなく、純粋に共感ができる人たち。
普段なら話しづらい経験談を話せたり、こんなこと言ったら格好悪い・恥ずかしいと思ってしまう自分の考えや感情をさらけ出せる人たち。
同じ時期にクリニックに通っているからこそ出会うけど、だからと言って今後もずっと続くわけではもない一期一会な関係だからこそ、成り立つんだろうなと思います。
学びや気づきも多いので、今は月1回だけど、本当はもうちょっと頻繁にやっても面白そうだなと思ったり。
まぁ、集団の中で話すのって結構エネルギー要るので疲れたりもするんですけどね。
*おわり*
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次回更新でまたお会いできますように!(*´ω`*)エヘヘ
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