今やすっかり過去となった、ゴールデンウィーク中の長崎・熊本3泊4日旅行。
前編の【長崎編】に続き、今回は【熊本編】となります。
ところで・・・
全部で3つ起きたトラブル、まだ2つ残っております。
熊本滞在の2日で一体何が起きたのか、ドキドキしながら読んでくださいね。笑
#【長崎編】をまだ読んでない!という方はこちらからどうぞ。
□□□ もくじ □□□
【3日目】熊本 天草ドライブ
前日からの右ヒザ裏の痛みを抱えつつ、3日目となりました。
この日の行程はこんな感じ。
長崎のホテルはキングサイズベッドでしたが、熊本はクイーンサイズ。
そんな活発な寝相ではありませんから十分ですね。笑
7時過ぎに目が覚めて、ゆっくり準備して朝食ビュッフェへ。
地元熊本の食材・料理も多くて目移りしてしまいます。
(太平燕や辛子蓮根に始まり、馬刺しや阿蘇のミルク、ジャムなどなど)
普段に比べて食べすぎ気味の胃に配慮し、少し控えめに・・・。
「まだ明日朝もあるから」と言い聞かせます。
通町筋に面したカウンター席に横並びで座り、通りを行き交う路面電車やバスを見ながら、のんびりといただきました。
この日は阿蘇に行くか天草に行くか、迷っていました。
どちらも行ったことがあるので、是が非でも!という熱量はありません。笑
結局、阿蘇は空港に行く途中でも寄れるし、ということで天草に決めました。
天草には5年前に義両親と一緒に回った以来です。
【ウソのようなホントの話】
本当ならふたりで回る予定だったんですが、レンタカー屋さんで夫が免許証を忘れてきていることが発覚!
わたしはもともと免許がない(運転できない)ので、八方塞がりになり、慌てて義両親に泣きついて、2日間アッシーをお願いしたのでした。
しかもこの日はわたしの誕生日で、とんだサプライズだったっていう・・・。苦笑
さて、まずは車を借りるため、ホテルから夫の実家へと向かいます。
義両親と会うのは3年ぶりです。
家に少し上がらせてもらい、手土産のカステラを渡しつつ、お義父さんの淹れてくれたコーヒーで30分ほど歓談しました。
出発間際、「ムリしてない?」「自分第一でね」とお義母さんが声をかけてくれました。
手紙をやりとりする中で、休職のことも両親の離婚のことも伝えてあります。
気遣ってくれたのでしょう。
会う機会は少なくても、こうして温かく迎えてくれること。
適度な距離感でつながっていられるのは、とてもありがたいことですね。
11時前に出発して5年前とほぼ同じルートを行きます。
観光というより、ドライブや海沿いの景色が目的の旅です。
せっかくのドライブですが、終日小雨がぱらつく空模様。
まぁ雷注意報も出てた日なので、本降りにならなかっただけ上出来でしょうか。
天草って、江戸時代から続く陶磁器の島だそうで。
前回も行った『丸尾焼窯元』を再訪して、新しい器を買ってきました。
▷丸尾焼 Maruoyaki | 天草窯元めぐり
ランチは魚を食べたいと思っていたのですが、昼どきを過ぎてしまい、探すのに少し苦労しました。
たまたま検索で見つけた『お食事処 盛』へ。
▷盛(天草/魚介・海鮮料理) - Retty
焼魚定食や煮魚定食に比べて少し値段が張るので迷・・・ったものの、潔くお刺身定食にしました。
夫は久々の運転なので内心ドキドキでしたが、幸い道中も危なげなく、18時半過ぎには無事市内へ。
前の日から、夫は日帰り温泉の『湯らっくす』に行きたいと言っており、帰り路も寄る気満々のご様子。
▷熊本市内の天然温泉・サウナ ヨガスタジオの「湯らっくす」熊本駅からすぐ 日帰り・お泊りもどうぞ
年末帰省時に行って、気に入ったんだとか。
わたしは他人の裸体あふれる銭湯や温泉ってちょっと苦手なんですが、夫に安全運転の労いの意も込めて、お付き合いすることにしました。
いやはや、電気風呂のビリビリ感がすごかった・・・。
昨日よりひどくなってしまったヒザ裏の痛みに効きますように。
車を返す前に夕飯を、と地元チェーンの『味千ラーメン』へ。
▷九州熊本豚骨 味千ラーメン
あまり考えず夫と同じラーメンを頼みました。
その名も「黒マー油ラーメン」。
実家に車を戻し、お義父さんにホテルまで送ってもらいました。
旅行も残すところあと1日。
明日は午前中は市内を少し観光して、午後からは義両親と落ち合って一緒に空港に向かう予定。
フライトは夜(20時半)なので時間たっぷりあるなー。
────そんなことを思っていたら、ここで2つめのトラブル発生。
おなか、痛い・・・気がする。
いや・・・これ明らかに痛い、よねぇ。
正確にはおなかというより、胃のあたりがおかしい。
キリキリとかチクチクじゃなくて、シクシクとかスンスンとかそんな感じ。
冷えたとかじゃなく、”悪いもの” 食べた時の感じです。
ホテルに戻ってからしばらくしても、調子は一向に好転せず。
一度は寝たものの、早々に目を覚ましたりしながら、どうにか眠りにつきました。
【4日目】熊本市内観光
久しぶりの旅行もあっという間に最終日です。
この日の行程はこんな感じでした。
お気づきでしょうか。
せっかくの旅行だというのに、ほとんど食べずに過ごした1日でした。
胃やおなかの調子は、朝起きたときはマシだったんです。
やや違和感はあるけどだいぶ良くなったかなと。
とはいえまだ不安なので、ビュッフェはあまり負担のなさそうなものを。
部屋に戻ってしばらくすると、再び胃のシクシク感が襲ってきました。
とてもじゃないけど出歩ける感じがしない。
そのままチェックアウトぎりぎりまで、ベッドに突っ伏して過ごしました。
シクシクに耐えながら、原因は何だろう?と考えていました。
昨日食べたもので影響があるとしたら、お昼のお刺身か、夜のラーメンです。
そういえばたまにニンニク食べるとおなか壊すことを思い出し、調べてみました。
すると、出るわ出るわ、「ニンニクの食べすぎは胃をやられる」説!
にんにくを食べると下痢をしてしまうのはなぜ?対処法を管理栄養士が解説 - トクバイニュース
にんにくの胃もたれ、気持ち悪くなる原因は?予防と対処法まとめ | にんにく王子 – にんにくに関する総合情報サイト
にんにくを食べると胃もたれがする!その原因と対策のご紹介♪ | 家族で納得!
どうやら「アリシン」が悪者のようです。
殺菌成分が強くて善玉菌まで殺してしまい、下手すると胃潰瘍を引き起こすとか。
それっぽい原因がわかると少し安心しました。
しかし、だからって痛みがなくなるわけではないのがつらいところ。。
そうこうするうち、チェックアウトの時間(11:00)になりました。
しかたなくホテルに荷物を預けて外に出ます。
ひとまず近くのサンドラッグで胃腸薬を購入し、その場で飲みます。
ぼんやりと、この後の過ごし方について考えます。
帰りのフライトは20:30ですから、時間はたっぷりとあります。
久々に会う(&ご時世柄すぐまた会えるとも限らない)義両親とゆっくり一緒に過ごしたい。
そう思って、あえて遅めにしていたんですよね。
なのにこの体調不良・・・
タイミングの悪い自分がイヤになります。
幸い外気に当たると気がまぎれたので、少し観光することにしました。
せっかくなので、お義母さんイチオシの『新町』エリアに行ってみることに。
▷新町古町 | 熊本市観光ガイド
まずは路面電車に乗ります。
熊本の路面電車にはA系統とB系統の2路線があります。
▷熊本市交通局
ホテル目の前の電停「通町筋」は、A系統・B系統の両方が通っています。
本当はB系統の「新町」にも1本で行けたはずなんですが、間違ってA系統に乗ってしまいました。
B系統に乗り換えようと、いったん「辛島町」で降りました。
ここには元はバスセンターで、今は商業施設併設の『サクラマチ クマモト』があります。
▷SAKURA MACHI Kumamoto-サクラマチ クマモト-
急ぐ旅でもないですし、夫もまだここには入ったことがないと言うので、少し立ち寄ってみました。
ちょうど熊本市内では「花と緑の博覧会」というイベントが開催中。
いたるところで花が飾られていて、鮮やかできれいでした。
▷くまもと花博 | 第38回全国都市緑化くまもとフェア
寄り道はほどほどにして、新町エリアに参りましょう。
サクラマチの裏口に出てみると、そんなに「新町」電停はそう遠くもない様子。
前日から一転しての快晴にじんわり汗をかきつつ、結局歩いて行きました。
ちなみに「新町」はこんなエリアだそうです。
熊本駅と熊本城の間に位置する『新町・古町』地区。
加藤清正が熊本城の築城とともに造った城下町で、現在も往時の面影を色濃く残しています。
新町地区は、熊本城の正面にあたり、5つの城門に囲まれた城内町で、短冊形の町割の中には、御家中の武家屋敷と町人町とが混在する、全国でも珍しい町でした。
小規模な金沢・川越・佐原あたりと言えば、少し想像がつくでしょうか。
ところどころに歴史を感じさせるような建物が残っている感じです。
少し通りを歩いてみてから、『長崎次郎喫茶室』に入ることにしました。
1階が熊本県最古級の書店で、2階に喫茶室があります。
▷長﨑次郎喫茶室 | 新町古町 | 熊本市観光ガイド
▷長崎次郎書店喫茶室について | 長崎書店
▷本とギャラリー | 長崎次郎書店 | 熊本市
このお店、お義母さんがマスターと懇意らしく。
夫が「新町に行く」と伝えたら、オススメしてくれたそう。
夫はマスターに一声掛けたかったようですが、お忙しそうなので遠慮しておきました。
夫は義両親にわたしの胃腸不良を伝えていたようです。
するとお義母さんが「そうだ、ちょうどいいところがある!」と、新町のとある場所を教えてくれたとのこと。
そこで向かったのが『吉田松花堂』というお屋敷。
▷吉田松花堂 | 新町古町 | 熊本市観光ガイド
▷吉田松花堂
ここは、「諸毒消丸」という薬の製薬所。
そのはじまりはなんと江戸時代末期なんだとか!
この薬は ”五種の和漢生薬を調合し、金粒丸薬とした健胃強心薬” だそうで、その効果・効能にはこう書かれています。
動悸・息切れ・気付
小児五疳・夜泣き・ひきつけ
下痢・消化不良・胃腸虚弱
仮にプラシーボだとしても何だか効きそうと思い、購入することにしました。
独特な香りの諸毒消丸を携えながら新町を後にし、行先を逡巡。
結局『熊本城』に行くことにしました。
路面電車で「新町」から「熊本城・市役所前」へ。
▷【公式】熊本城
▷特別公開 | 【公式】熊本城
『熊本城』と言えば、熊本の、そしてH28の熊本地震の復興のシンボルですね。
わたしは震災前の2014.5、震災後の2017.5と2019.5に来城しています。
昨年春に天守閣の復旧が完了したそうですが、4回目の来城にして8年ぶりに天守閣前広場に足を踏み入れられました。
わたしも一度「復興城主」になりましたが、感慨深いものがあります。
天守閣に行くルートには、前回(2019)はなかった特別見学通路が造られており、その立派さに驚かされました。
暑さで汗をかきながら熊本城を出たのが15時くらい。
さてこの先どうしよう?となり、ひとまずドトールに入りました。
そして17時前にドトールを出た直後、3つめのトラブルが起きたのです────。
※旅行記としては話ズレますが、お付き合いください。
帰りのフライトは20:30。
空港に1時間前に着くなら、市内を出る目安は18:30頃です。
もともと義両親に空港まで送ってもらう予定で、昼過ぎ~夕方に合流し、途中で一緒に夕飯をゆっくり食べようか、という話になっていました。
お義父さんには前日、「うなぎはどうだ?」と聞かれたりもしていました。
しかしこの日のわたしは胃腸トラブル真っ最中。
キャベジンや諸毒消丸を飲みましたが、快癒というよりは少しマシかなという程度。
だんだん夜のフライトも不安になってきていました。
この先良くなるのか悪くなるのか予想もつかず、楽観できません。
旅行中は難しいのは重々承知していますが、ひたすら横たわっていたい、というのが本音でした。
一方で、いろいろと葛藤する気持ちもありました。
ようやく久しぶりに熊本まで来れて、義両親と親交を深めたい気持ち。
淡泊な夫に、両親との時間を大事にしてほしいと願う気持ち。
なのに・・・
自分の体調が足を引っ張って、皆を振り回している申し訳なさ。
実は熊本城のあたりから、わたしの中では夫への不満がくすぶり始めていました。
「もう少し気遣ってケアしてくれてもいいのに。」
「”どうする/したい?” って何度も聞かないでほしい。」
「いつ悪化するかわからなくて不安なんだよ、わかってよ。」
気づけばギクシャクした空気になり、ドトールではほぼ無言でした。
時間が経つほどに
「なんでこんなことになっちゃったんだろう」
「昨日まで旅行あんなに楽しく過ごしてきたのに」
「何が悪かったの?わたしが悪いの?」
と悲しい気持ち・ネガティブな気持ちでいっぱいになってきます。
また、熊本に入ってから、何となく夫が手をつなぎたがらないのも気になっていました。
地元の知り合いに会う可能性があるから?と想像していましたが・・・。
この日わたしは、元気も出ないし、ゆっくり歩いていたんです。
しかし夫はスタスタと歩いていってしまい、手を伸ばしてみてもつないでくれません。
それとなく聞いてみると「もういい年だから」と。
だとしても、なぜ旅行中にいきなり態度を変えるのかわかりません。
決定打は、ドトールを出たときのこと。
まだ早いけど空港に行くと決め、ホテルに向かって歩き出した夫。
わたしが負いかけながら「手をつなぎたい」と言って手を握ろうとしたら・・・
手を払われました。
付き合ってから今まで、そんなことされたことがありません。
とてもショックでした。
この後はもう消化試合でした。
ホテルで荷物を受け取り、義両親と落ち合い、空港に送ってもらいます。
義両親は体調を気遣ってくれましたが、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
混んでいたこともあり、義両親とは早々にお別れとなりました。
熊本空港は現在リニューアル中です。(~2023.3)
▷阿蘇くまもと空港 オフィシャルサイト
ある意味見どころ満載なのですが、そんな会話もできないまま・・・チェックインしてひたすら搭乗案内を待ちました。
帰りのフライトも相変わらず夫は即寝てしまいました。
窓際の席で、時折見える街の光に目を凝らしていると気がまぎれました。
胃腸は不調ながらも空腹を感じ、コンソメスープがしみました。
大きな揺れもなく、定刻より少し早くに無事着陸。
相変わらず言葉少なに電車で帰宅し、24時半頃には寝ました。
──── 以上、3泊4日長崎・熊本旅行の【熊本編】でした。
せっかくの旅行記なのに、後半は重苦しい話が続き、純粋に旅行や熊本について読みたかった方には申し訳なかったです。
トラブルは起きたものの、無事旅行を終えられたのは良かったと思います。
体調不良も、観光できないほどではなかったのもラッキーでした。
旅行から1週間経っての後日談
体調は最終日の翌日以降、徐々に回復しました。
ただ、今も本調子ではないようで、時折胃がシクシク・お腹がゴロゴロしたりして、不安定な感じです。
考えてみたら、旅行の前からお腹がゴロゴロしていたんですよね。
漢方/中医学的には春って胃腸が弱る季節だそうで、その影響なのかもしれません。
#ちなみに諸毒消丸はあっという間に飲み終わりました。
夫との関係については、ほぼ平常運転に戻りました。
ただ、次に手をつなごうとしたらどうなるか、怖い気持ちはあります。
手を払われたのはとてもショックで、その痛みは棘のように刺さったままです。
そういえば、あの日夫は少しイライラしていました。
お義母さんからLINEの通知が届くたび、「メッセージが1つ1つ長くて読むの大変なのよ」と疲れた様子でした。
もしかして夫は、わたしと両親との間で板挟みになって、ずっとストレスだったのかもしれません。
わたしを気遣う気持ちもないわけじゃない。
だけど症状もよくわからないし、どうしたいかもハッキリ言わないので、決めようがない。
一方母親からは怒涛のLINEが来るから適当に対応しなきゃだし、今後の予定も伝えなきゃだけど、emustanyにはムリさせられないし、どうしたものか。
そんな状況だったのかもしれません。
夫も余裕がなくて、咄嗟に手を払った可能性も否定できないなと。
真相はわからないし、確かめる勇気もありません。
夫に嫌われたり拒否されることほど、わたしが恐いことはないですから。。
少なくとも、今はそう思うことで気持ちを保っておこうと思います。
夫がまた手をつなぎたいと自然と思ってくれるよう、仲良し度を上げる努力をする方が大事ですしね。
ではまた。
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