※タイトルに「★」のついた記事は、休職経験をまとめた記事です。
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心身の調子を崩して
会社を休職する・・・
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昨今あまり珍しくないことだと思います。
今やメンタル関連の情報は、隠したり恥じたりする必要のない、ごくごく ”日常的” に触れるコンテンツになりました。(むしろ情報過多とさえ言える状況かもしれません。)
しかし、いざ自分が当事者になった時。
慌てず対応できるでしょうか?
普通に考えて、身近に経験者がいる場合を除き、多くの人は「休職」についてそこまで詳しくないものでしょう。
何となくのイメージはある。
だけど、細かいことなんて、いざその場にならないとわからない。
きっとそんなものだと思います。
わたしもそうでした。
そこで、わたしが「休職者」になって体験したこと・知り得たことを、まとめ記事として書くことにしました。
休職生活の実態、休職生活で学んだこと、「薬に頼らない」治療の内容、信頼できるクリニックの選び方など。
すべて実体験ベースで綴っていきます。
今まさに休職すべきか悩んでいる人。
家族など、身近な人をサポートしたい人。
「休職」の実体験を知りたい方へ、どうか届きますように。
□□□ もくじ □□□
”休職までの流れを知る意味” とは?
わたしが休職するまでの流れを書く前に。
”休職までの流れを知る意味” について、少し考えてみましょう。
どのようにして休職にたどり着くかは、人それぞれだと思います。
- 心身の状態
- 仕事や生活への影響度合い
- 考慮すべき家庭の事情・状況
- クリニックの方針・ポリシー
- 会社のルール・慣例
こうした要素が複雑に絡み合う中、行動・決断していくことになります。
不調を感じてから、最終的に休職に至るまで。
きっと「これ!」という黄金ルートなど、ないのではないでしょうか。
では、黄金ルートがないにも関わらず、誰かひとりの休職までの流れを知ることに、一体どんな意味があるというのでしょう?
すでに以下のようなメンタル面の不調が出ている場合、
「集中できない」
「理解力が下がった」
「決断できない」
「何をやるにもおっくう」
こんな状態で0から情報集めをするのは、とても負荷が大きいことだと思うんですね。
家族など、他の人がやってくれる場合はまだいいですが。
そんな時、具体的な事例や体験談を知っていれば、ベンチマークにできるのではないかと思うんです。
もちろん、事例はあくまで事例です。
当たり前ですが、その事例の体験者は「あなた」ではありません。
どんなに似ているように思えても、育った環境、培ってきたスキルや経験、現在の仕事や家庭の状況、出ている体調不良・・・まったく同じにはなり得ないのです。
ですから、どこまで他人の体験談を参考にすべきかは、議論の余地があるでしょう。
しかし、正解がわからない・1つじゃないからこそ、事例や体験談が頼りになることもあるのではないでしょうか。
そんな思いから、わたしの実体験を書くことにしました。
繰り返しになり恐縮ですが、これはあくまでわたしの例です。
これが正解なわけでも、王道なわけでもありません。
決して同じになるとも限りません。
「こういうパターンもあるんだ」と、半ば気楽に読んでいただけたらと思います。
わたしが休職するまで(ざっくり)
前置きが長くなりました。
いよいよここから、わたしの実例を書いていきます。
まず本記事では、ざっくりとした流れを書きます。
より詳しく知りたい方は、続編の記事もお読みくださいね。
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わたしが休職したのは、2020年4月4日のこと。
これが、心療内科で「休業加療を要する」との診断を受けた日になります。
ちなみに診断書の病名は「自律神経失調症」。
期間は3ヶ月間(6月末まで)でした。
4月4日は土曜日だったので、おそらく会社的には「2020年4月6日から休職」になっていると思われます。(未確認)
ただ、上司には4月4日のうちに報告しました。
実はこの日は再診でした。
初診は2019年12月18日まで遡ります。
診断書はもらわなかったものの、すでにこの12月の時点で、「軽~中程度のうつ病」と言われていました。
しかし、初診後もわたしは仕事を継続しました。
その理由は、もう年末年始休暇目前だったこと。
加えて、1月から少し仕事に変化がある見込みで、様子を見ているうち事態が好転するのでは?との期待があったからでした。
年が明けると、徐々に新型コロナウイルスの脅威が近づいてきました。
2020年3月には、自主的にフルリモートワークにしました。
もともと月2~3回ほど在宅勤務をしていたこともあり、ここの移行は比較的スムーズだったように思います。
しかし、これと同時に体調不良が悪化しました。
めまいが止まらなくなり、頭鳴と呼ばれる症状も出ました。
身体面だけでなく、考えがまとまらない・資料作成に時間がかかる・涙が出るなど、精神面でも仕事に支障が出始めていると感じました。
「もはやこれまで」と観念し、再び心療内科を受診しました。
これが2020年4月4日だったのです。
そうしてここから、1年半以上に及ぶ休職生活が始まったのでした。
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いかがでしたでしょうか。
これが、ざっくりとした流れになります。
お読みいたただいた通り、わたしは休職に至るまでに段階を踏んだことになります。
2019年12月18日 初診
(「軽~中程度のうつ病」との見立て、診断書なし)▼
2020年1~3月 仕事継続
(新型コロナの影響により、3月はフルリモートワークに切り替え)▼
2020年4月4日 再診
(休職を決定、「自律神経失調症」として診断書をもらう)▼
2020年4月6日~ 休職
このようなケースが多いかどうかはわかりません。
ただ、少なくともわたしは、「うつ病の見立て=即休職」という流れではありませんでした。
意図してではなく、結果的にそうなりました。
今思うと、初診が12月中旬だったのが大きかったかもしれません。
もしこれが、「もう少しで休める」というタイミングでなかったら?
初診時点で「休職します」と言っていたかもしれません。
もし初診時に、すぐ休むことにしていたなら?
もっと早く復帰する目処が立っていたのかもしれません。
下手に頑張り続けてしまった。
これが結果的に、休職期間を長引かせる原因になったのではないか。
たまに、そんな風に思ったりもします。
・・・”たられば” なんですけどね。
というわけで。
今回は、【わたしが休職するまでのざっくりとした流れ】について書いてみました。
この話の詳しいところ・・・
- 個々のタイミングで、具体的にはどんなことがあったのか。
- そもそも、どのような経緯で心療内科を受診したのか。
- そして、どんな話をした結果、休職という診断/決断に至ったのか。
などなど
こういう話は、後編で書きたいと思います。
ご興味ありましたら、引き続きお読みいただけたら幸いです。
ではまた。
●休職開始直後に書いた記事です。ここでも軽く経緯に触れています。
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